番組アーカイブ

「心残りなことがあります」任期満了の日に語る── 伊藤伸二さん(女川町タウンマネージャー)- OnagawaNow! 2017年4月9日放送分

2017年04月16日

4月に入り、女川町にもたくさんの出会いと別れがあります。
私たちのスタジオのお隣、女川町役場もそんな舞台のひとつ。

女川町だけではなく、東日本大震災の被災地となった自治体では人手が足りず、
全国の市町村役場や政府機関などから出向という形で応援の職員さんがたくさん送り込まれています。

復興の進捗とともにその人数は少しずつ減りつつありますが、家族を地元に残して単身赴任などのかたちで、被災地の復興に尽くそうと何年かの赴任期間、全力で仕事を全うしてくださっています。

今回ご登場いただいたのは、そんな中のお一人、伊藤伸二さん。
今春まで内閣府からの出向として、女川町のタウンマネージャーとして復興政策全般のアドバイザーを務めました。

みずほ総合研究所の研究員として長年にわたり、経済を中心とした政策提言を行ってきた経済学者でもある伊藤さん。
その経験を活かして2011年から仙台へ、そして2015年からはさらに女川町役場へ入り、単身赴任で被災地の復興に力を貸してくださっていました。

伊藤さんは女川の地で町民と同じく仮設住宅に暮らし、地域の人々と生活を共にしながら、いろいろな課題と向き合ってきました。
任期を終えて東京へもどる今、感じていることを率直にお話しいただきました。

番組の終わりには、敏郎先生とフォークソングを熱唱。
春なのに、お別れですか── 「いつでも戻ってこれるように、靴ひもを結んで準備していますから」

【この記事は】

女川さいがいFMから、放送を東北放送TBCラジオ、そして各地のコミュニティFMへ移してリニューアル・継続している「おながわなう。」改め「OnagawaNow!」より、TBCラジオで放送した内容を元にポッドキャスト用に再編集・構成してお届けします。
通常のおたよりコーナーなども収録しています。

なお、トークについては、時間の都合でカットした部分も含めたロングバージョンとなっています。ラジオで聞いた方も改めてお楽しみいただけます。
なお著作権の関係で、音楽やテーマ音楽につきましては、一部の曲、BGMなどをカットしたり、差し替えております。あらかじめご了承ください。

※ラジオ放送版の内容をお聞きになりたい場合は、TBCラジオあるいはコミュニティFM、またはradiko.jpでお聞きください。