2025年05月19日
私ども一般社団法人オナガワエフエムでは、女川さいがいFMの経験を生かし、熊本や北海道など、その後の被災地で災害エフエムが開設される際に立ち上げ、運営等様々なサポート活動を行ってきました。そして、今回、#能登半島地震 と 豪雨災害の二重の被災に見舞われた #輪島市 町野地区 の住民グループの皆さんから連絡を受けたことをきっかけに、コミュニティーFMの全国組織 #JCBA 日本コミュニティー放送協会様などとも連携して、何とか現地に災害FM局を立ち上げる準備をしてきました。#まちのラジオ と名付けたラジオ局は2月に行った実験放送を経て、来月からしばらくの間、復旧復興を支える街のラジオ局として放送を行う予定です。ホームページを通じて状況も報告してきましたが、多くの方のご協力により、ラジオ局の局舎として使用するプレハブも準備でき、無線従事者の資格を持つ方からも協力を申し出ていただきました。昨日も、ぜひ機材を使ってくれと、かつて岩手県や福島県で放送していた東北の災害FMの仲間たちから連絡をいただき、岩手県に放送機材の引き取りに行ってきました。女川さいがいFMで使っていたものと合わせて、放送機材も(1部は買い換える必要がありますが)東北の災害FMで使われていたものを再利用する形になります。また、その他もかつて女川さいがいFM時代からお付き合いのあった様々な団体や各方面の皆さんからもいろんな申し出をいただいています。まさに、多くの方の善意で、借り物競争で、ラジオ局を作っているような気分です。本当にありがとうございます。実際に始まった後、放送を担うのは、自らも家を失ったり、家族を失った輪島市の人々しかし、それまで、ラジオの仕事をした経験はありません。14年前の女川さいがいFMがスタートした時も全く同じ状況でした。そこで今まで放送の仕事をしたことがない人にも、どうすれば、地域の人に愛されるラジオ局が作れるのか?今日から4泊5日で、今もJR女川駅前に残っている女川さいがいFMのスタジオを使って、輪島から #まちのラジオ を運営する町野復興プロジェクトのメンバーに実際に番組を作りながら覚えてもらう合宿を行うことになりました。それぞれ皆さん本職を抱えている(我々もそうですが)なか、何とか時間の折り合いをつけて実現をすることができました。また、彼らが女川町に滞在する間、彼らのお世話をしてくださるのは街の人たちです。(実は元女川さいがいFMのメンバー宅などにそれぞれホームステイしてもらっています。)ラジオの事だけでなく、被災地の先輩として、復興は必ずできる!ということも、ぜひ感じて、帰ってもらいたいというのが狙いです。実は、昨日の夜からメンバーが続々集まっていて、早速女川の居酒屋で遅くまで話し込んでいたのですが、女川町の人々にとっても、能登でこれから頑張る人たちは他人とは思っていません。オナガワエフエムというよりも、チーム女川町としてみんなで応援していければと思っています。なお、明日17日から19日まで毎日1回ずつ、ラジオの代わりに、YouTube配信を使って、彼らが番組を放送します。生放送です。放送のスケジュールは、こちらとXでお知らせしますが、もし時間がある方は聞いてください。そしてメールなども送ってください。どうぞよろしくお願いします。この投稿を宣伝して、女川さいがいFMのリーチを増やそう。
今回の実習模擬放送の様子はこちらでご覧いただけます。
音楽は流せませんのであくまで収録風景の映像です。
第一回
https://www.youtube.com/live/2PCXl9gjqRQ?si=KHfdod0tcDUIaI-s
第二回
https://www.youtube.com/live/6xNjPuUldnk?si=aE71FwsyZV5mwylw
第三回
https://www.youtube.com/live/JP6mJaTRVtg?si=8LRx0x8-3EmSm8F8
第四回
https://www.youtube.com/live/a0G7RK-4sjQ?si=jj_aLT8FPeeRyFR6