2017年03月13日
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今年で5回目の開催となる「女川町復幸祭2017」で実行委員長を務める、高橋敏浩さんに、震災からこれまでにかけての奮闘のお話を伺いました。
高橋さんは女川町の人気アパレルショップ「マルサン」の3代目。
オシャレでユーモア溢れる女川オリジナルのTシャツ、ウェアやグッズを多数手掛け、地元では”トシさん”の愛称で親しまれています。
「マルサン」は、女川町の中高年・高齢者の方に親しまれる、いわゆる「町の洋服屋」。
高橋さんはその中で主に営業として、町内や石巻など周辺地域の企業さんなどからの依頼で作業服などを制作・納品する仕事をしていました。
震災の津波で自宅・店舗も流され、高橋さん一家は避難所生活に。
一時は再建もあきらめかけていたというなか、ある一本の電話が大きく運命を変えることとなります。
それは、かつての取引先からの作業服の注文。
何もない中で、それでも注文に応えようと避難所で仕事をしたこと。
そして、震災から3か月もたたないうちに寄付されたコンテナを使い、仮設商店街(コンテナ村商店街)を作る動きがはじまったことが重なり、高橋さんは「マルサン」の再興を決意します。
最初家族は反対したものの、洋品店ではなく、受注販売の作業服などを中心に改めることを決め、自分の新しい「マルサン」をスタートさせました。
それから6年、店舗はコンテナ村商店街から、女川駅前のシーパルピアへ移転。
トシさんのセンスが光るオリジナルのTシャツやグッズは、女川の地元愛溢れる町民たちの「制服」としてすっかりお馴染みとなりました。
そんなトシさんの6年間と、復幸祭の中身について語っていただきました!
女川町復幸祭2017
JR女川駅前会場にて開催
●津波伝承 女川復幸男
2017年3月18日(土)午後1時30分より女川駅前で受付開始/午後3時32分スタート
●女川町復幸祭
2017年3月19日(日)午前9時45分~午後4時(予定)