2016年12月05日
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女川さいがいFMから、放送を東北放送、そして各地のコミュニティFMへ移してリニューアル・継続している「おながわなう。」改め「OnagawaNow!」
今週のゲストは、震災後の女川町のシンボルともいえる存在、女川駅と一体となった温泉施設ゆぽっぽの支配人をされている吉田 雅さんです。
女川町では10数年前に温泉が採掘され、それを生かした施設をと、2006年に駅の横に温泉施設「ゆぽっぽ(初代)」がOPEN。町民の憩いの場として大変人気となっていましたが、東日本大震災の津波で、隣接する駅舎もろとも流されてしまいました。
それから4年が経った昨年3月、女川駅が場所を変えて再建されるにあたって、やはり新しい町にも温泉が欲しいという声があり、今度は駅と一体という形で新たに「yupo’po(ゆぽっぽ)」 が誕生しました。
東京出身で、震災当時は札幌でサラリーマンをしていた吉田さん。
50才を前にして「残りのサラリーマン人生を被災地の役に立ちたいと」新ゆぽっぽの運営スタッフ募集に応募し、単身・女川町へやってきました。
それからまもなく2年。
町民はもちろん、町を訪れる人たちにも愛され、年間5万人の利用者を抱える町の目玉、顔となる施設となりました。
16年3月には、女川さいがいFM終了に合わせるかたちで桑田圭祐さんのシークレットライブも開催。
開始直前まで極秘であったこのライブは、全国的なニュースにもなりました。
日刊スポーツ:サザン桑田佳祐が被災地女川でサプライズFM生放送
Exciteニュース:桑田佳祐が女川から生ラジオ、閉局間近の“女川さいがいFM”に登場。
一番の思い出は天皇・皇后両陛下が女川を訪れたこと、と語る吉田さん。
皇后様が女川駅再建のニュースを見て、歌を読まれたことがキッカケでした。
春風も沿ひて走らむこの朝(あした)女川(をながは)駅を始発車いでぬ
吉田さんが女川町にかかわることになった経緯から、これまでのエピソード、そして今後への想いなどを語っていただきました。
そのほか、番組後半のお便りコーナーでは、12月のテーマ「今年あなたが感謝状を送りたい人」についてなど、お話ししています。
その他、TBCラジオで放送した内容を元にポッドキャスト用に再編集・構成してお届けします。