一般社団法人オナガワエフエムは、大地震や大津波、豪雨災害など甚大な被害が出て「被災地」となった地域で「情報の伝達」と「被害の軽減」を目的として文字通り「臨時」に開設される地域のラジオ局「臨時災害放送局」(以下「災害FM」)が開設される際に、その支援・サポートや、場合によっては運営そのものの代行を行っている我が国唯一の民間団体です。
もともと、2011年3月に東日本大震災が発生した際、代表の松木達徳のふるさと宮城県牡鹿郡女川町が津波により壊滅的な被害を受けた中で、町に戻った松木が携帯の電波も通じず、テレビ・ラジオの受信状況も悪化した中で不安にかられている避難所の人々の様子を見たときに、甚大な被害を受けた被災した地域に臨時にラジオ局を作ることができる制度「災害FM」があることを知り、女川町でもそれが実現できないか?と思い立ったことがはじまりでした。
それに東京でテレビ・ラジオの仕事に携わっていた者や様々な業界の大嶋ら仲間が集まって協力し、避難所で呼びかけて集まった地元の若者たちに、機材の扱い方から、番組の作り方などをレクチャーして始まったのが、女川さいがいFMです。
当初2か月程度の予定ではじまった放送は延長を望む声に応え、2016年までの5年間続きました。それは被害の深刻さや復旧・復興までに時間を要したことも理由ですが、被災者でもあるラジオ未経験の地元の人々がマイクを通して自分の地域のために情報を伝え、自分の地域の「いま」を発信するラジオ局として、多くの注目を集めて、その活動はテレビドラマ化もされ、おかげさまで全国から多くの方にご支援をいただくことができました。改めてこの場をお借りして感謝・御礼申し上げます。
女川さいがいFMの5年の経験を今後の災害に活かすために「法人化」し、2016年の熊本地震をはじめ、2018年の北海道胆振東部地震やその他、豪雨災害などの被災地で「災害FM」が立ち上がる際に、機材やコンテンツの提供からスタッフの育成・研修、運営そのものの代行など様々な形で支援・サポート活動を行ってきました。
運用・研修については総務省からの要請により、総合通信局が配布する運用マニュアルの監修などにも協力させていただいています。
PDFダウンロード先
石川県輪島市町野地区において、2025年6月から一年程度(予定)を目処に臨時災害放送局開設・運営の支援を行うべく、準備を進めています。オナガワエフエムでは機材を含めたスタジオの整備と、それを扱う現地スタッフの研修・育成、開局後の実際の放送を内容・技術面でサポートしていきます。
資金、資材とともに多くの方のご支援が必要です。
詳しくは「まちのラジオプロジェクト」ホームページをご覧ください。
https://saigaifm.hp.peraichi.com/machino
自治体の皆様はお問い合わせいただければ、平時における勉強会や研修などご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。
また2025年現在、令和6年能登半島地震及び続く豪雨災害で二重の被害を受けた石川県輪島市において、地元の町づくり組織からの要請に基づき、総務省及び日本コミュニティ放送協会にもご協力いただく形で現地で再び臨時災害放送局の開局・運営を全面的にサポートしています。
東日本大震災からまもなく15年が経ち、その間、長らく「災害FM」に携わってきましたが、地域の中で復旧・復興期に地域内ではラジオ放送、同時にインターネットによりその内容を再送信することで、地域の外の人々や被災により地域を離れざる得なくなった人々に対しても地域の「いま」を、「声」で伝えることができる「災害FM」の有用性を感じるとともに、
誰が責任を持って公共の電波をいただいて「放送」を行うのか?? といった人の面や、運営に必要な予算について国などからの補助がなく、運営したい自治体や地域が自ら集めなければならない状況など解決しなければならない課題や問題も多いと感じています。私たちはこれまでの運営・運用の経験とノウハウを活かし、予想される次の「被災地」でこの制度がさらに有効に活用されるよう実践と提言を重ねてまいります。
※詳しくはこちらへ。
私どもでは、女川さいがいFMの運営と、その後もラジオ番組やSNS、動画サイト、イベントなどを活かして、宮城県女川町様からの委託により、復興まちづくりや観光プロモーション・発信を行ってきました。その経験を活かし、知恵と工夫と低コストで皆様の地域の魅力や情報発信を行うお手伝いをさせていただきます。
コミュニティFMやWEBメディアなどを運営している事業者の皆様、自治体や観光業などの皆様、地域の中にはまだまだ皆さん自身が気づいていない魅力や宝が眠っています。一緒にその宝探しをさせていただき、それを活かした魅力ある発信をお手伝いさせてください。
最近の取り組みの一例
埼玉県熊谷市 FMクマガヤ様x 北海道 釧路市FMくしろ様 クール釧路 HOT熊谷
毎年夏に最高気温40度に達する日本一暑い町 埼玉県熊谷市と、夏でも平均気温が25度前後と「笑えるくらい」涼しい町 北海道釧路市のコミュニティFMを相互にコラボさせ、下記限定の共同制作番組を展開。これを毎年夏の恒例行事とし、観光協会も巻き込んで発展させていきたいと取り組んでいます。
関連記事 (動画あり)
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=44233
日本骨髄バンク様 ラジオキャンペーン #つなげプロジェクトオレンジ
白血病など血液のがんに苦しむ方に骨髄ドナーを仲介する骨髄バンクの活動に協力し、主旨に賛同いただいた鈴木おさむさん、高城れにさん(ももいろクローバーZ)をパーソナリティーに、全国のコミュニティFMとSNSで発信するラジオ特別番組を制作・放送。最終的に全国119の放送局にご参加いただきました。
公式サイト
https://www.jmdp.or.jp/30000-challenge/radio100.html
女川さいがいFM終了後も、2016~2022年までTBC東北放送ラジオとのコラボレーションにより、週一回のラジオ番組「おながわなう」シリーズを制作・放送した他、全国の民放ラジオ、NHK、コミュニティFM 様からのご依頼に基づいてラジオ番組 並びに YouTubeLIVEなどを使った配信での特別番組やイベントの企画・制作を行ってきました。
おながわみなと祭り(2022、23、24)
おながわ四季の祭りCH
おながわつながる感謝祭2020
http://2020live.onagawafm.jp/
さいかいFM時代からのメンバーはもちろん、企画内容によってMCなどを変えながら制作可能です。
音声コンテンツ、動画コンテンツやそれと絡めてのイベント制作などについてもお気軽にご相談ください。
テレビ番組等などへの制作協力も行っています。
NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」
ドラマ劇中で東日本大震災時に災害FMとして誕生し、今も災害FMとして放送を続ける設定の架空のラジオ局(モデルは気仙沼と女川)「はまらいん気仙沼」が登場。その設定やセット、脚本などラジオに関する演出に監修として協力しました。
ほか、特集ドラマ「ペペロンチーノ」、「報道ステーション」など多数
以上が現在のオナガワエフエムの活動内容となります。
お問い合わせはメール info@onagawafm.jp または 電話(090)6499-6617 までお願いいたします。

災害発生時の緊急放送
女川町は、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」とそれに伴う津波により、役場の庁舎も冠水するなどの壊滅的被害を受けました。
ライフラインや防災無線も壊滅し、町内には10数カ所に設けられた避難所や、幸いにも損壊を免れた数百世帯の在宅被災者へ町からのお知らせを届ける手段がありませんでした。
そこで、東北及び茨城地区の被災地各所で開設されている臨時災害放送局の仕組みを利用し、町内をカバーするFMラジオ局を開局することとなりました。
震災以降も、台風発生時などは道路が冠水したり、床上浸水も含めた被害が発生しました。女川さいがいFMでは、その都度、被害や避難指示などについての情報を放送するなど、名実ともに臨時災害放送局としての機能も果たしてきました・・・

町内のお祭り会場からの生中継
臨時災害放送局女川さいがいFMは、2016年3月29日正午にその放送を終えましたが、参考の為に過去のホームページはそのまま残してありあます。
※なお情報は当時のままの部分がございますので、ご注意して閲覧してください。