番組アーカイブ

大川小学校「あの時」を語る – OnagawaNow! 2017年12月31日放送分

2018年01月07日

東北放送TBCラジオ、そして各地のコミュニティFMにて、いまも継続している女川町発信のラジオ番組「おながわなう。」改め「OnagawaNow!」

2018年最初の放送となる今回分では、2017年12月中旬に東京・大田区で行われた佐藤敏郎の講演会の模様から抜粋してご紹介させていただきます。

ご存じの方も多いと思いますが、番組のパーソナリティを務める佐藤敏郎は、長年にわたって女川町を中心に石巻地域で中学校教諭として勤めてきました。2011年の東日本大震災時には、当時の女川第一中学校において被災し、生徒たちを守り抜き、その後、その体験と生徒達、そして自身も向き合う防災教育にも取り組んできました。

その一方で自分の次女、みずほさん(当時12才)が、通っていた石巻市大川小学校において津波の犠牲となり、遺族という立場にもなりました。佐藤はその経験を無駄にしたくないと2015年からは教職を離れ、NPOで活動したり、地域活動に参加するようになりました。

中でも時間ある限り、精力的に続けているのが、次女を亡くした場所であり、自身にとっても母校である「大川小学校」での語り部ガイドです。佐藤は請われればあの日のままの姿で遺されている校舎に立ち、訪れた人に直接語りかけています。

また実際に現地に来られない人のために講演活動も行っています。今回はそんな中から、あの大川小学校で、とっさの判断で高台に逃げて命をとりとめた4人の児童の一人である只野哲也くん(当時小学5年・現在18才)を迎え、二人でトークを行いました。

この春から大学進学が決まっている只野くん、震災から7年が経つ今、やはり風化が気になるようです。あの日、そこで何があったのか……。
事実を知る自分が行動しなければ……という想いから、最近は講演や語り部の場にも立つようになりました。

あの日とそれ以前の大川を知る2人のトーク──
今回は「大川なう」としてお届けします。

【Podcast版 OnagawaNow!は】

コミュニティFMで放送した60分バージョンでの内容を元に
ポッドキャスト用に再編集・構成してお届けします。

著作権の関係で、音楽やテーマ音楽につきましては、
一部の曲、BGMなどをカットしたり、差し替えております。
あらかじめご了承ください。

※ラジオ放送版の内容をお聞きになりたい場合は、コミュニティFMでの各放送時間に
各ラジオ局で、あるいはそのサイマルラジオなどのネット配信でお聞きください。

タグ: